2017年10月11日のあさイチ「ピカピカ☆日本」のコーナーでは、山形県寒河江市で日本一の生産量を誇る「もってのほか」という品種の食用菊が紹介されました。
見ても美しいこの食用菊ですが、独特の食感がクセになる美味しさなんだとか!その秘密に 迫ります
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目次
食用菊「もってのほか」とは?
リポーターの藤原薫さんが訪れたのは山形県寒河江市。ここにはとても美しい山形の名産品があるといいます。
それは、今収穫の最盛期を迎えている「菊」。
菊といってもフォトジェニックで見て楽しむだけではありません。
なんと、この菊は食べられる食用菊なんです。
ここ山形県は全国でも有数の食用菊の産地で、中でもピンク色をした「もってのほか」という種類の食用菊が有名。
おすすめの食べ方は、さっと湯がいて麺つゆでいただくのが美味しいんだとか。
もってのほかのシャキシャキっとした歯応えは他の菊とは違い、花びらが独特な形をしているとのこと。
花びらをよく見ると、細長くて先端に穴が開いているの分かります。
もってのほかは花びら一枚一枚が筒状になっているんです!これがシャキシャキとした食感の秘密だったんですね。
この独特な食感が失われないよう、収穫は農家の方々の熟練した技術に支えられて行われるといいます。
農家の方がすべて手作業で一つ一つ丁寧に摘んでおり、収穫の最盛期を迎えている今、多いときは1日100kgも収穫をしているとのこと。
スピーディーに行わなければいけない大変な作業ですが、優しく、壊さないように丁寧に摘んでいる姿に、とても愛情を感じました。
「もってのほか」のお料理
藤原さんが収穫したもってのほかを地元のお母さんが調理してくれました。
作ってくれたのは、花の形をそのままの状態でいただける天ぷら。花びらのところだけ衣をつけます。
天ぷらだときれいな菊の形のまま味わうことができるとのこと。
塩を付けて試食する藤原さん。そのお味は?
このお花のシャキシャキ感と天ぷらのサクサク感も合いますね!おいしいです。
お塩も合いますし、口の中でお花の香りが漂っておいしかったです。
う~ん、見た目も味も美味しそうですね!
スタジオでは、もってのほかのおひたしを試食しました。
柳澤:いい色だね。
西尾:シャキシャキしてる。
有働:苦みがありそうだけど。
西尾:全然ない!おいしい!やみつきになりそうですね。
藤原:おつまみとしても食べられますしね。
有働:食用のものが食べられるんですよね。お花のほうはだめですよね。
藤原:そうですね。
天ぷらも美味しそうでしたが、シンプルなおひたしが一番素材の味を楽しめるのかな?と思いました。
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食用菊「もってのほか」の名前の由来
「もってのほか」という名前は、昔、山形県の寒河江に来たお殿様に農家の方がおひたしを出したものがお殿様が「もってのほかじゃあ、おいしい!」と言って、その名前が付いたということです。
「もってのほかおいしい」という意味のほかにも、「天皇の御紋である菊の花を食べるのはもってのほか」という意味もあるそうです。
山形では「もってのほか」という名前で親しまれていますが、正しくは「延命楽(えんめいらく)」という品種で、新潟では垣根に植えられていたので「かきのもと」と呼ばれているんだとか。
地域によって呼び名が異なるのも、その土地で昔から親しまれていた食材だったんでしょうね。
食用菊は栄養面も優れている
食用菊は和食などの料理の飾りに使われることが多いので、栄養はあまりないんじゃないの?と思いがちですが、多くの栄養素が含まれています。
食用菊としては、日本大学薬学部・理学部 山形県衛生研究所により、発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されている。
栄養面では、ビタミンやミネラルが比較的に多く、特にβ-カロテンやビタミンC、葉酸をはじめとしたビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素を多く含む。
さらに、紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されている。
出典:Wikipedia
多くの栄養素に加え、注目すべきは「紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されている」ということ。
以前、あさイチで魔法のスパイス「クミン」が特集された際、抗糖化作用があり、お肌や体が老化する大きな原因だと紹介されました。
★【あさイチ】魔法のスパイス『クミン』に肌や体の老化を防ぐ抗〇〇作用が?アンチエイジング&ダイエット効果
紫菊花(延命楽・もってのほか)にはこの抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されているということで、今後身近な食材になり、スーパーでも気軽に買えるようになればいいと思いました。
もってのほかの産地である山形や新潟の近隣ではスーパーにも並んでいるようですが、通販でも購入できるようです。
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