酒粕を使った甘酒や粕汁を子供が食べても大丈夫？

甘酒や粕汁って酒粕が使われているけれど、
子供が食べても問題はない…？

加熱してあるから大丈夫なような気もしますよね。

でも小さい子にはあまり、
アルコールを摂取させるようなことは避けたいもの。

そこで今回は、酒粕を使った料理や飲み物って、
子供が食べても大丈夫なのかどうか解説します。

酒粕を子供が食べると体に害はある？

酒粕にはなんと6～8％ほどのアルコール分が含まれているんですよ。

ということは、アルコールドリンクと変わらないので、
子供は酒粕を食べるべきではないということです。

子供は身体の機能が未発達なため、
アルコールを分解することが困難。

そのため、アルコールを摂取してしまうと
アルコール中毒になってしまったり、
ホルモンバランスを乱してしまうなど
健康に大きな害を及ぼすんですね。

酒粕を食べたがる子供はあまりいないと思いますが、
粕汁や甘酒などにも注意が必要ですよ。

一見、子供には無害そうな粕汁ですが、
実は5％前後のアルコールが含まれています。

甘酒も酒粕が使われているものは、
なんとアルコール度数が8％前後なので、
子供には飲ませない方が良いですよ。

小さい子に粕汁を飲ませたら
みるみるうちに顔が赤くなってしまった、
という方もいらっしゃいました。

ただし、同じ甘酒でも、
酒粕ではなく米麹から作られたものなら
アルコール度数はもし含まれていたとしても
1％未満とごく微量。

甘酒は飲む点滴とも言われているくらい栄養価が高いので、
子供には米麹から作ったものを飲ませるようにしましょう。

最近はスーパーやコンビニでも、
米麹から作った甘酒が買えるので、
それを飲ませるといいですね。

粕汁など酒粕を使った料理を子供に食べさせる時は、
必ずよーく煮込んで、アルコールを飛ばすようにしましょう。

出来れば、酒粕は使う前にアルコール分を
飛ばしておくと良いですね。

鍋に酒粕と水を適量入れ、火にかけていきます。

沸騰してきたら鍋の中の液体にチャッカマンなどで
火をつけてフランベしましょう。

そうすれば酒粕の中のアルコール分を飛ばせますよ。

しっかり加熱してアルコールがなくなった酒粕で、
粕汁を作ると子供でも妊婦さんでも食べられます。

では、筆者が特におすすめする、
子供も安心して食べられる
酒粕を使ったレシピを紹介していきますね！

冬の寒い日に作りたい一品。

具だくさんだし、酒粕を使うので栄養がたっぷりですよ。

ほんのり甘さもあり、子供にも食べやすい美味しさです。

しっかりと煮込んで、アルコール分を飛ばすようにしましょう。

チョコレートと酒粕、お湯、お好みで砂糖だけでできる、
とってもシンプルなあったかドリンク。

酒粕は鍋で5分以上沸騰させれば、
アルコール分も飛ばせますよ。

酒粕の他におからやレーズン、
クルミなどを使った、とってもヘルシーなマフィンで、
子供のおやつに最適な健康お菓子。

作るのもフードプロセッサーがあればすごく簡単ですよ。

酒粕にはアルコール分が含まれているため、
子供が食べてしまうのはNG！

甘酒や粕汁もアルコール入りなので注意してくださいね。

もし子供に与えるのでしたら、米麹から作った甘酒や、
よく煮込んでアルコールを飛ばした酒粕を使った料理にしましょう。