【あさイチ】最強のアンチエイジングパワー「じゃがいも」北海道の料理研究家・星澤先生登場!

9月5日のあさイチで、最強のアンチエイジングパワー「じゃがいも」の裏側が特集されました。

子供から大人まで大人気のじゃがいもですが「美味しいけどカロリーが高いから…」と敬遠されている方も。しかし実は女性にとって嬉しいアンチエイジングパワーを秘めていたんです。

その美容面にも嬉しいじゃがいもを美味しく味わえるレシピや、知られざるその栽培方法、ポテトチップス工場の裏側など、みどころ盛りだくさん!

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目次

じゃがいもの種類ってどのくらいあるの?

私たちがスーパーで見かけるじゃがいもは男爵やメークインなどが主だと思いますが、日本で出回っているじゃがいもの品種はなんと現在84種類もあるそうなんです。

なぜそんなにいろんな品種があるの?と思いますが、あさイチスタジオに登場したじゃがいも博士の森さんによると、
男爵は丸くメークインは長いなどの特徴がありますが、それに色をつけたりし、いろんな種類がありいろんな用途があると認識してもらうと買ってもらえるといいます。

品種は1年に1個、2個くらい増えているといいますが、赤いじゃがいもや紫のじゃがいもなど、美味しいだけでなくアンチエイジング効果が期待できるものまで登場。その魅力に迫ります。

 

最強のアンチエイジングパワー「じゃがいも」

新品種の生まれる場所「北海道芽室町」から個性豊かなじゃがいもの品種が紹介されました。

インカのめざめ

普通のじゃがいもよりも甘みが強い。揚げ物、煮物にぴったり。

ノーザンルビー

アントシアニンが豊富で抗酸化作用が強くアンチエイジング効果がある。味は普通のじゃがいもで、生よりも揚げたほうが色がきれい。

シャドークイーン

皮も中身も紫の色が濃い。味は普通のじゃがいもで、こちらもアントシアニンが豊富でノーザンルビーの4倍も含まれており最強のアンチエイジングパワーがある。

ながさき黄金

今年デビューの新品種。インカのめざめの弱点を克服した品種で、インカのめざめに比べ1.4倍の収穫量が期待できるといいます。
ながさき黄金の開発者・中尾さんによると、料理はなんにでも合うがフライドポテト、コロッケ、ポテトサラダに向いているとのこと。
割ってみると黄色く、カロテノイドが含まれている。人参とは違いナッツフレーバーという栗みたいな感じ。カロテノイドにもアンチエイジングパワーがある

 

3色のじゃがいもレシピ

「ながさき黄金」「ノーザンルビー」「シャドークイーン」を使って、北海道の料理研究家の星澤先生ハッピーポテトピラフの作り方を教えてくれました。
今回は3色のじゃがいもを使っていますが、どんな品種を使っても良いそうです。

材料・4人分
米2合
じゃがいも小3コ
たまねぎ2分の1コ
ベーコン3枚


角切り昆布大さじ1杯
バター大さじ2杯
塩小さじ1杯
コショウ少々
パセリ(みじん切り)少々

作り方

  1. お米をといで、2合の目盛りより少し多めの水を入れて浸しておく
  2. じゃがいも・たまねぎ・ベーコンを1センチ角に切り(1)の上に入れる
  3. さらにその上に、Aを入れて、炊飯器で炊く
  4. 炊きあがったらヘラで返して盛りつけパセリのみじん切りをかけて出来上がり

 

じゃがいもは見た目と違ってデリケート

じゃがいもはごつごつしているイメージですがとってもデリケートで病害虫に弱いといいます。

北海道北広島市に知られざるじゃがいもの世界があるということで向かった先は…?
国内産のじゃがいもはすべてここからスタートするという、種苗管理センター。

入口で自分に合うサイズの長靴に履き替え、敷地に入る車の汚れも洗い落とす徹底ぶり。洗車してようやく敷地に入ることを許される。これくらいやらないと病害虫が入る危険があるとのこと。

じゃがいもを見に行く際にはエアシャワーを浴び、ほこりや汚染物を取り除きます。そうしたクリーンな部屋でじゃがいも栽培が行われていました。

 

驚くべき栽培の様子

種芋を植えてから半年で収穫を迎えますが、その本当の出発点はわずか0.2ミリの芽

0.2ミリだとウイルスがないことがわかっているので、その部分を顕微鏡を使って切除します。
半年から1年経つと約10センチの小さな苗に。すべてここから生育が始まるんだとか。

ウイルスや病害虫に非常に弱いため様々な病害検査を行いながら、国の施設で箱入り娘のように育てられ、私たちの口に入るまでに8年もかかるというので驚きです。

3年目に水耕栽培の工程へ。この段階で10センチの苗が2.5mにまで成長するんだとか。
このじゃがいもの赤ちゃんはいきなり畑に持って行くといろんな菌が入ってくるため、水耕栽培で育てることで病気のリスクを減らすそうです。

4年目には畑で栽培。畑でも細心の注意が必要で、白いネットかけ病害虫の侵入を防ぐために網かけ栽培をします。
収穫の2週間前まではネットをかけて天敵のワタアブラムシの侵入を防ぐそうです。

じゃがいもの赤ちゃんは半年で立派に育ち、5年目は数を10倍に増やします。

そして、6年目に種芋が農家に届けられますが、ここから私たちの口に入るまではあと3年もあるんだとか。

普段何気なく食べていたじゃがいもですが、その箱入り娘ぶりには本当に驚かされましたね。

 

じゃがいもの収穫減で深刻な事態に

グラフからわかるように去年のじゃがいもの生産量は215万トン。これは戦後直後の食糧難と同じ水準なんだそうです。

去年の数字が低くなった理由は、北海道に立て続けに発生した台風により記録的な被害に合ったこと。農作物にも大きな被害がおよび、川沿いのじゃがいも畑が濁流に飲み込まれたり冠水したといいます。

このときの収穫が20万トン減となり、一時は値段が4割も高騰したといいます。

 

ポテトチップス工場に潜入

ポテチショックは記憶にも新しいですが、番組では北海道千歳市にあるカルビーのポテトチップス購入に潜入しました。

深刻な品薄状態に陥ったポテトチップス工場でしたが、通常24時間体制で生産するところ当時は24時間から8時間稼働となり、“うすしお”以外の味を作れない状況だったといいます。

先月から北海道産の新じゃがを使って製造が始まったようですが、去年はじゃがいもが少なかったので、通常の大きさよりも小さなものも使用したがじゃがいも不足は限界で一部休止にせざるをえなくなったとのこと。

今は通常の24時間に戻ったようですが、北海道のじゃがいもがとれないと日本全国の製造に影響が出てしまうので、そういう意味でも北海道のじゃがいもは大事とおっしゃっていました。

 

今年のじゃがいもの収穫は大丈夫?

北海道十勝地方はじゃがいもの生産量80万トンで全国の3割を占めているといいます。

じゃがいも農家の山田さんによると、去年は山田さんの畑も冠水したが今年は天候もよく適度に雨も降り、いもの収量はいつもの年より良いとのこと。

しかし問題が…。サイズが小さく、いつもだと大きさが大体そろうが、いつもの年よりばらつきが大きいと言います。

これは去年の大雨が一因があるのか、種芋も長雨で腐るものがあったりするのでいつもの年よりはそろいが悪い感じがすると山田さん。

しかし、現在の様子を訪ねると、出来は形も色も良くて大変素晴らしいとのこと。収穫量は大豊作で、去年のこともあるので今年は安心して収穫できているといいます。

農家さんにまわすための種芋をしっかり育てるという責任をしっかり果たそうという山田さんの気合いが感じられました。

ちなみに山田さんは高校時代甲子園に出たことがあるとのことでレフトの4番だったそうです。スタジオから「じゃがいも栽培に役立っているか?」との質問には「あまり関係ない」とのこと。笑

 

収穫が少ないなら輸入すればいいのでは?

日本でとれないなら輸入すれば解決?と思うかもしれませんが、そう簡単にはいかないようです。
ファストフードのポテトフライなどの輸入は行われているようですが、生のじゃがいもの輸入はわずかだといいます。

アメリカ産のじゃがいもを積んだ貨物船が検査される様子も紹介されました。

貨物船にはポテトチップスの原料となるじゃがいもが420トン。すべてポテトチップス用と決められているそうです。

原料不足を受け、輸入は去年の1.7倍に増えているんだとか。
アメリカから到着した輸入じゃがいもは病害虫がいないかを農林水産省の検査官により検査されます。

現在輸入が認められているのはアメリカのみで、アメリカから輸出されたときに検疫を受けたかを確認。そして、コンテナは破損していないか、病害虫がついていないか確認してから扉が開かれます。

このとき運ばれてきたのはカリフォルニア州のじゃがいもで、検査官はランダムに510キロのじゃがいもを取り出し、病害虫がついていないか一つひとつ確認。土に病害虫がいる可能性もあるということでルーペを使って念入りにチェックします。

病害虫のシストセンチュウが見つかると全量廃棄になるという徹底ぶりで、過去に別の害虫が4回見つかり全量廃棄になっているとか。

「侵入を阻止してまん延を防止しなければいけないと思っている」と検査官。私たちが安心して美味しいポテトチップスを食べられるのはこの厳重管理のおかげなんですね。

 

家庭でおいしくポテトチップスを作る技!

ポテチメーカーはポテチ用のじゃがいもを使っていいますが、家庭でおいしく作るには採れたてのじゃがいもが良いとのこと。その理由は、デンプン質が少なくカリッと揚がりやすいから。

材料・4人分
じゃがいも1個(番組ではメークイン使用)
揚げ油適量
塩少々
青のり少々

作り方

  1. じゃがいもをスポンジでなどこすり洗いし表面の土などを洗い落とす
  2. じゃがいもをスライサーで薄くスライスする(じゃがいもの皮はお好みでむいてもむかなくてもよい)
  3. 薄く切ったじゃがいもをさっと水にさらしてでん粉質を落とし、キッチンペーパーで水けを取る
  4. 160度の油で、きつね色になるまで揚げる(目安は7分程度)注:何回か上下に返しながら焦がさないように注意する
  5. きつね色になったらキッチンペーパーで油切りする
  6. お好みで塩や青のりをふりかければ出来上がり

星澤先生が言うには、じゃがいもを水にさらすと栄養が逃げるので、水をとりかえるときは手早く行うのがよいとのこと。
また、家庭で作る場合は油も自分で選べるのでいい。栄養があるし料理しても栄養が損なわれないのがじゃがいものいいところといいます。

じゃがいもは太りやすい?」との問いに森先生は、油を合わせなければご飯の半分のカロリー。ビタミン、繊維など栄養があるので安心して食べてくださいとのこと。
ポテチレシピのあとに「油を合わせなければ」というキーワードが出てきて困惑してしまいましたが…笑
やっぱりじゃがいもは油料理とも相性抜群ですからね。ダイエット中の方は量を調整するなど、ほどほどに楽しむのがベストかと思います。

ちなみに森先生によると、収穫したてのじゃがいもは15度~20度くらいの真っ暗な所、室内の隅っこなどに置いて保存するのが良いそうです。

 

じゃがいもの美味しい食べ方

星澤先生の好きなじゃがいも料理は、じゃがいもの切り目にチーズをのせる食べ方だそうです。

じゃがいもにはカマンベールチーズが合うんだとか!味噌やマスタードも合うということでぜひやってみたいですね。

また、北海道民はじゃがいもに塩辛をのせたりするそうです。

ゲストの浜島直子さん「北海道のじゃがいもはシンプルに食べても味がはっきりわかる」
ゲストの戸次重幸さん「子供の離乳食にじゃがいもを使うと北海道産だと食いつきが違う」

北海道出身のゲストさん達の北海道産じゃがいもに対する愛が感じられました。

あさイチアンケートでは、ほくほくになったじゃがいもにチリソースをかけるとサワークリームのようになって美味しいとの意見も!これも美味しそうですね。

 

地域によって違う?じゃがいもの呼び方

福島ではじゃがいものことを「かんぷらいも」、岡山では「きんかいも」と呼ぶそうです。

また、長崎では靴下の穴があいていることを「じゃがいも」と言うんだとか!星澤先生によると、靴下に穴が開いて見える指が、じゃがいもが土の中から顔を出しているように見えるから、みたいなことを言っていました。想像するとなんだか可愛いですね。

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まとめ

身近な食材でありながら意外に知らなかったじゃがいも。女性にとって嬉しいアンチエイジングパワーは必見ですね!

北海道の料理研究家の星澤先生は、あさイチで放送されてからTwitterでも反響があり、北海道民はざわついたようですが有名な方なんですね。

星澤先生おすすめのじゃがいもレシピはぜひ作ってみたいと思いました icon-heart-o

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