4月24日放送のあさイチ特集は、体臭・口臭・加齢臭など、生活の中で必ず生じる「ニオイ」。
番組ではさまざまなニオイのメカニズムや手軽にできる対策について紹介されました。
第一印象にも大きく関わるニオイ。「緊張で汗が…臭かったらどうしよう」「口臭大丈夫かな…」とお悩みの方はもちろん、「加齢臭はまだ早い」と思っている方も必見です!
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目次
「汗臭」「加齢臭」につづく第3の体臭とは?
30代から要注意!ミドル脂臭
「汗臭」「加齢臭」につづく第3の体臭が最新の研究で見つかったといいますが、それが「ミドル脂臭」。
ミドル脂臭の原因物質「ジアセチル」と「皮脂」が混じり合ったもので、30~40代で特に強くなるといわれています。
このミドル脂臭は自分では気づきにくいそうですが、それは特に後頭部が臭うからなんだとか。
枕カバーのニオイの原因
NHKのネットクラブアンケートによると、6割以上の人が「(自分や夫の)枕カバーの臭いが気になる」と答えており、その原因は「ミドル脂臭」かもしれないといいます。
街で「ミドル脂臭」の臭いをかいでもらったところ、男性よりも女性のほうが気になるという結果に。
しかし、ミドル脂臭は男性だけではなく女性もあるといいます。
番組では、ミドル脂臭の対策について紹介されました。
ゴシゴシ洗いは逆効果?ミドル脂臭の正しい洗い方
ニオイを抑えようとボディーブラシなどでゴシゴシこするのは逆効果で、皮脂の分泌が活発になり余計にミドル脂臭が強くなってしまいます。
皮脂はいらないものではなく肌を守るバリア機能の成分なので、ゴシゴシこすると逆効果なんだとか。
そのため、せっけんを泡立ててやさしく手で洗うことが大切です。
人間の皮膚は弱酸性であれば雑菌は発生しないので、食用の「クエン酸」を浴槽にスプーン2杯程度入れることがおすすめされました。
皮膚の上の細菌が少なければミドル脂臭が抑えられるとのことなので、クエン酸を浴槽に入れるのは手軽に続けられそうですね。
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ミドル脂臭 シャンプー編
頭皮の毛穴からは皮脂の分泌が毎日盛んに行われており、その脂はミドル脂臭の原因になるので毎日きちんとシャンプーで落としきることが大事です。
ふだん髪の毛を洗うときには頭頂部をメインに洗いがちですが、ミドル脂臭の発生元は後頭部なので、洗髪のメインは後頭部を中心に耳の後ろやうなじの部分も丁寧に洗うことでニオイを軽減できます。
それではミドル脂臭を消す洗い方を説明します。
1 シャンプー前にお湯だけで洗い流す
シャンプー液をつける前に、ぬるま湯だけで髪の毛全体を洗い流します。
ここで全体の8割の汚れが落ちるともいわれていますので、丁寧に洗い流しましょう。
2 シャンプー液をつけて洗う
男性の場合、シャンプー液は1プッシュでOK。(ロング以外)
女性の場合も髪の毛の長さに応じて、過度に使いすぎないようにしましょう。
シャンプーをしっかりと泡立ててから指の腹でやさしくマッサージするように洗います。(爪は立てないこと)
特にミドル脂臭が発生する「後頭部」は念入りに。
3 シャンプーのすすぎ洗い
シャンプーした後のすすぎは特に時間をかけて丁寧に流します。
すすぎ残しがあるとフケやかゆみ、抜け毛の原因となるので気を付けましょう。
4 2度洗い
2回シャンプーをすることで頭皮を清潔にしミドル脂臭を予防できます。
その際、洗浄力の強いシャンプーではなく肌に優しいアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
5 コンディショナーorトリートメント
男性で髪の毛が長くない場合はトリートメントやコンディショナーは必要ありませんが、パーマやカラー等で傷んでいる場合は使いましょう。
その場合や女性の方は1プッシュ程度でOK。すすぎ残しのないように十分流します。
6 ドライヤーのかけ方
ドライヤーは長くかけすぎないように短時間で乾かしましょう。
最初は根元から毛先にかけて乾かし、根元がしっかり乾いていれば8割程度で大丈夫です。
生乾きは雑菌が繁殖して臭いの元になるので、洗髪後に短時間で乾かすのがポイント。
ミドル脂臭におすすめのシャンプー
ミドル脂臭対策に使いたいシャンプーのポイントは、ミドル脂臭の原因物質「ジアセチル」の抑制ができ、健康的な頭皮環境を作れること。
選び方の1つ目は、アミノ酸系シャンプーであること。
アミノ酸系のシャンプーは皮脂を落としすぎないので頭皮環境を整える効果があります。
2つ目は、無添加でノンシリコンであること。
添加物やシリコンは頭皮環境を悪化させる原因になり、ミドル脂臭発生のリスクも高まります。
3つ目は、植物エキスが配合されていること。
植物に含まれるフラボノイドはミドル脂臭の原因物質の生成を抑制する効果が期待できます。
ハーブガーデン
- 洗浄成分:アミノ酸系
- シリコン:ノンシリコン
- 植物エキスの種類:20種類
ハーブガーデンは女性でも使えるミドル脂臭対策シャンプーです。
オーガニック成分メインでできているので頭皮にも安心。
加齢臭対策シャンプーとして人気ですが、フラボノイドの作用によるジアセチルの抑制効果でミドル脂臭対策シャンプーとしても活躍してくれます。
チャップアップシャンプー
- 洗浄成分:アミノ酸系
- シリコン:ノンシリコン
- 植物エキスの種類:10種類
チャップアップスカルプシャンプーは育毛のために開発されたシャンプーですが、育毛だけではなく頭皮の臭いにも効果的。
頭皮環境によいアミノ酸系洗浄成分に加え、悪玉ブドウ球菌が嫌う弱酸性のシャンプーのため、ミドル脂臭対策としても人気です。
ミドル脂臭対策ボディーソープ
男性向け加齢臭・ミドル脂臭対策ソープとして、エチケットに悩む男性のために生まれたボディーソープです。
圧倒的な消臭率『加齢臭99.880%除去』『ミドル脂臭99.931%除去』を達成し特許申請中。
クエン酸が多く含まれる食べ物
ミドル脂臭は疲れているときに出やすいので、このような酸っぱいものを摂ると良いそうです。
- 梅干し
- 酢のもの
- かんきつ類
- いちご
イブ・ピアッチェ
番組に登場した、香るバラ「イブ・ピアッチェ」。見ただけで良い香りがしてきそうでした
バラの香りにはストレスを和らげる効果があるそうですよ。
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「口臭」の二大原因にアタック!正しいケア方法
最新の研究では、歯垢(プラーク)と舌の汚れ(舌苔)が二大原因で、この2つを正しくケアすればほとんどの口臭は防げることが分かったといいます。
ただし、正しいやり方でケアしないと口臭が強くなることに。
番組では舌の汚れ対策と、今話題の「毒出しうがい」が紹介されました。
舌の汚れを簡単に取る方法
舌の表面の汚れを歯ブラシでこすることで汚れを巻き上げてしまうことになるので、歯ブラシで舌をこするのはNG。
舌の汚れ対策として、ぬらしたガーゼを用いたケアが紹介されました。
やり方は簡単。指にぬらしたガーゼを巻き付け、舌の表面をなでるだけ。
朝1回きれいにしておけば他人にわからない程度にケアすることができるそうです。
今話題の「毒出しうがい」とは?
話題の「毒出しうがい」にも注目し、どの程度汚れが落ちるのか普通のうがいと比較実験しました。
「誰でも簡単にでき、さまざまな病気の予防に役立つ」という画期的なうがい方法を提唱したのは、歯科医・歯学博士の照山裕子さん。
うがいをするときに多くの人は、水を口にたくさん含み音を立てずにすすぐ程度だったり、風邪予防のためにガラガラと音をたててうがいしますが、それでは虫歯や歯周病の原因となる歯の汚れを取り除けないといいます。
照山さんが行った調査では「毒出しうがい」「大量の水を口に含んだうがい」「ガラガラうがい」などの効果を、口内細菌や食べかすの残り具合で比較したところ、「毒出しうがい」が最も洗浄効果が高かったんだとか。
「歯みがきは本来、時間をかけて丁寧に行なうもの。1~2分しか歯みがきに時間をかけられないくらいなら、毒出しうがいのほうが効果的です」と照山さんはいいます。
ではさっそく「毒出しうがい」を実践してみましょう。
毒出しうがいのやり方
歯に水を強くあてることを意識して、大きな音を出しながら上下左右に10回ずつゆすぐだけ!
- 水(30ml)を口に含む
- 口をしっかり閉じ、水を上あごの前歯にむけて強く速く10回ぶつける
- あらためて水(30ml)を口に含み、同じ要領で下の歯に10回水をぶつける
- 右の奥歯に向け10回、左の奥歯に向け10回繰り返す
- 1日3回、食後に行う
- 1日1回緑茶でうがいすると効果的
「クチュクチュと音が出るくらい、力強く水をぶつけるのがポイント。歯の表面だけでなく、歯ブラシが届きにくくて口内細菌が住み着きやすい歯と歯の間に、水を通過させて洗い流します。
照山さん著書の『歯科医が考案 毒出しうがい』(アスコム刊)は現在ベストセラー
臭いを強くしてしまう恐怖の食べ合わせとは?
お酒を飲んだあとやニンニクを食べたあとなど、食後の口臭も気になりますよね。
実は、口臭以上に皮膚の表面から発生する「皮膚ガス」が臭いの原因なんだとか。
皮膚ガスを増やすのは「カレー×牛乳」「お酒×コーヒー」は臭いを強くしてしまう恐怖の食べ合わせもあることも明らかになりました。
この2つの組み合わせは皮膚ガスを増やしてしまうので注意が必要です。
おすすめは「お酒×しじみの味噌汁」「ニンニク×牛乳」。一緒に摂ると臭いが軽減されるそうです。
「足のにおい」の原因と対策
足の臭いの主な原因は「イソ吉草酸アルデヒド」だと判明。このイソ吉草酸アルデヒドの多い・少ないが足の臭いに関係しているようです。
角質ケアで足の臭いを撃退!
足の臭いをとるポイントは角質ケア。
足の細菌が角質をエサにして臭いをつくるので、細菌にエサをやらないのがポイントです。
角質ケアというとゴシゴシ洗いがちですが、角質を摂りすぎないように優しく洗いましょう。
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靴の湿気を取って足の臭いを撃退!
足の細菌は高温多湿が大好物なので、靴の蒸れは細菌の温床になってしまいます。
靴の湿気をとるのに効果的なのが使用済みの使い捨てカイロ。除湿効果があるそうです。
使い捨てカイロがない場合は、お菓子などに入っている乾燥剤でもOK。(100円ショップでも購入できます)
ガーゼなどにまとめて靴の中に入れると効果があるとのこと。
また、毎日同じ靴を履くのではなく、できれば3足、最低2足を交互に履くことがおすすめされました。
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靴下の素材は天然のものがおすすめ
靴下の素材は天然のものであればウールがおすすめ。蒸れないので暑く感じないそうです。
また、機能性繊維を使用した靴下も市販されているようなので、この機会に靴下の素材を見直してみるのも良いでしょう。
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汗腺トレーニング
臭いが強くなりやすい春の汗対策として、お風呂でできる汗腺トレーニングが紹介されました。
- 浴槽に43度くらいのの熱めのお湯を張る
- 浴槽の中に浴槽椅子を入れて座り、ひざ下をお湯に浸ける
- さらに、前傾してひじ下もお湯に浸け10分ほど入る
- その後、37度くらいのお湯で10~15分浸かる
- お風呂上がりは汗を自然に乾燥させる
2週間で効果があるそうなので、これから臭いの強くなりがちな時期が憂うつな方はぜひやってみてくださいね。
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