2017年9月21日未明に起こった三陸沖を震源とする地震がアウターライズ地震と判明。
最大震度は2と小さいですがマグニチュードは5.9。この地震は「アウターライズ地震」といわれています。
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目次
アウターライズ地震とは?
アウターライズ地震とは、海溝の海側で発生する地震のことをいい、
アウターライズとは、海溝の陸から見て外側(アウター)にある盛り上がった地形を指し、 プレートが下方向に曲がろうとして盛り上がったもの。
アウターライズ地震は陸地からは離れた場所で発生するため、陸地での揺れは比較的小さいものの、併発する津波は大規模なものになりやすいという特徴があるようです。
今回の地震で津波の発生はありませんでしたが、巨大地震の前触れではないか?といわれています。
【地震情報】21日01:37頃、三陸沖でM5.9の地震発生、最大震度2。震源は地下約10km。この地震による津波の心配はありません。 #地震 #jishin #災害 #saigai pic.twitter.com/5jH1s4bepf
— 地震うさぎ (@mgn_eq) 2017年9月20日
過去に起こったアウターライズ地震「昭和三陸地震」
今から約84年前のこと。アウターライズ地震だといわれる昭和三陸地震が起こりました。
よくある海溝型地震ではなく太平洋プレートそのものが割れてしまった地震だったようです。
海溝型地震の特徴として、太平洋プレートが北米プレートの下に毎年潜り続けることによって2つのプレートの境界が耐えられなくなり、滑ることで地震を起こします。
この境界が数メートル滑ったことにより、北米プレートが太平洋プレートの上にのり上がって、その重さに耐えられなくなった太平洋プレートがいずれ割れてしまう…というのがアウターライズ地震だといいます。
昭和三陸地震の大きさはM8.4といわれていますが、津波の高さは29メートルにも達し、死者1522人、行方不明1542人とされているようです。
武蔵野学院大学特任教授の島村氏によると、
東北地方太平洋沖地震がいずれ、この種のアウターライズ地震を引き起こすのかどうか、いまの学問では分からない。だが地震が大きかっただけに、北米プレートがのしあがった量は、明治三陸地震のときよりは、ずっと多かった。将来のアウターライズ地震の可能性は、決して否定できないのだ。
といわれていますが、今回の三陸沖地震はこれに当たるのでしょうか。もし巨大地震の前触れだとしたら…心配ですね。
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宮城県沖でアウターライズ地震が発生!! 規模がM6前後なので津波の心配は無いが… 本震や連鎖地震に警戒!! #地震 #jishin
— Taka (@Hatanaka810) 2017年9月20日
【アウターライズ地震】朝起きたらトレンドワードになってた!なぜ? https://t.co/GFWE77vkKv #アウターライズ地震 #トレンド #ワード #拡散
— 【最新まとめ速報】まとめまとめ(公式) (@matomame3) 2017年9月20日
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