9月7日のあさイチでお惣菜の食中毒対策について紹介されました。
精肉などの場合は加熱して食べますが、お惣菜はそのまま食べる物なのでかなり管理しないと食中毒のリスクは高くなると言います。
手軽に買えてすぐ食べられるお惣菜はとても便利ですが、あなたが普段お惣菜を買っているスーパーはきちんと食中毒対策はできていると思いますか?
全国のスーパーなどで食中毒を防ぐアドバイスをされている高澤さんが、食中毒対策ができている売り場かどうかのチェックするポイント、私たちができる食中毒の原因になる行動をやめるアクションについて教えてくれました。
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目次
お惣菜売り場のチェックポイント
- 調理されたお惣菜の生き残った菌が増えていないか
- たくさんの人が出入りするお惣菜売り場か
- 菌がつきにくい売り場かどうか
ポイント1 棚の高さ
お惣菜売り場の棚の高さは、膝より上の位置に置いてあるかをチェック!
歩いていて菌の跳ね上げが届かない高さ、厚生労働省のマニュアルでは60センチ以上と規定されている。
【危険】床の汚れた水・異物・菌を蹴り上げる可能性のある高さである膝丈は菌がつくリスクがある。
ポイント2 総菜売り場がどこにあるか
トイレがお惣菜売り場から3メートル以上離れた場所にあるかをチェック!
トイレや水を使う魚コーナーなど水回りが多い所は特に衛生管理がきっちりされていること。
ポイント3 お惣菜の温度
お惣菜がちゃんと冷えた場所に置かれているかをチェック!
冷蔵ケースに並んでいる温度が10℃以下だと菌が増えにくい。
排気口から出た冷気が吸気口から吸い込まれるため、お惣菜を多めに積んで冷気が出る所より高くなったり吸気口をふさいでしまったりすると温度が高くなってしまう。
食品の表面温度が計れる機械で検証すると、設定温度は5℃でもお惣菜の置き方が多めに積んだり吸気口をふさいだりすると、お惣菜の温度は14℃まで上がった。目安となるのが冷蔵ケースに印してあるロードライン。このラインより高く商品を並べると温度が保てなくなる。
ポイント4 ラップの密封
ラップの密封がちゃんとしているか、ラップがゆるんでいないかをチェック!
お惣菜容器を包んでいるラップがゆるんでくるとバリア性が落ち、時間がたっている可能性がある。
ラップのゆるみ=菌が増えた?と疑ってみることも大切。
ポイント5 パックの内側の水滴
お惣菜のパックの内側に水滴がついていないかをチェック!
お惣菜のパックの内側についた水滴は菌が増殖する餌となり、お惣菜の温度も高いということなので避けるようにする。
ポイント6 凍っているお惣菜
お惣菜が凍っていないかチェック!
凍っているお惣菜は菌が入り込みやすくなる。表面から傷みやすくなるので気を付けなければならない。
私たちも注意できること
- トングはうえのほうをもつ
- お総菜の前では立ち話を避ける
- 食品に直接触れない
- 保冷剤を入れる
お惣菜の食中毒対策は店の努力でマニュアルに則って店が自主的に行う必要があるといいますが、私たちにも注意できることはありますので、一人ひとりが気を付けていきましょう。
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