2017年8月31日(木)のあさイチ特集は、日本のスイスとも呼ばれる岩手・雫石町。
この町にはスイスに負けない高級時計を部品から一貫生産する日本唯一の工場があるんだとか!
番組では岩手県雫石町にある時計メーカー雫石工場を取材。
現代の名工による素晴らしい技術から生まれる現場と、5000万円だという高級時計も登場します。
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目次
雫石高級時計工房
こちらのメーカーでは電池を使用しない機械式時計として、時計業界のアカデミー賞ともいわれる「ジュネーブグランプリ」受賞した時計も展示。
世界的にも高い精度が評価されたそうです。
1つの時計を作るのに5ヵ月以上
部品作りは細かい作業の連続。元になるのは髪の毛と同じ0.9mmの金属棒で軸の先端は0.005mm未満という驚きの極小!
熱処理で強度アップしたあと、歯車を機械にセットして歯磨きのように磨く工程を経ます。
これは1日400個作るそうですが、最後は全数確認するので「集中力がないとできない」といいます。
それから洗浄、研磨を繰り返し、ガンキカナ1つに2週間かかるとのこと。
ガンギカナとは、ガンギ車の軸まわりにある小さな歯車で四番車と接する。
四番車から伝わったゼンマイ動力でガンギ車を回すなどの役を担う。
時計1つ作るのに必要な部品は220個で、すべての部品を作るのに3ヶ月。
時計の組み立てをする時計組立師は19人。組み立ては100%人の手で行い組み立てに1ヶ月。
番組で紹介された観音堂和司さんは卓越した技術で「現代の名工」として国から認められており、観音堂さんしか組み立てる事ができない時計もあるそうです。
歯車が適切に取り付けられているかチェックして調整するのが久保田さん。
上下の隙間の量を確認し、目と手の感覚で誤差がわかるという20年近くのベテランで、自信をもって取り組んでいる様子がとても格好いいと感じました。
時計作りのクライマックス
最後はテンプの調整。テンプの回転がスムーズかどうかで性能が左右されるとか。
渦巻状のバネの厚さはわずか0.03mmで、さわってよいのは根元の一点のみ。中心にきていないとボヨボヨするので重心を真ん中に持ってくる作業を慎重に行っていました。
テンプを取り付けると時計が時を刻み、命が吹き込まれる瞬間です。この工程を見たあとなので感動ですね!
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5000万円の超高級時計
スタジオに5000万円の超高級時計が登場。葛飾北斎の富嶽三十六景を元にデザインされた時計で、世界限定で8本しか製造されていないんだとか!
表のデザインに彫金を施されており、彫金に200時間、漆の塗りと乾燥を6ヶ月。
パーツの製作もあるので1年がかりで1本。現代の名工が丹念に作り上げるという貴重なものです。
あさイチのスタジオ出演者も現物に魅了されていました。
高級ウオッチブランド<クレドール>より、
新開発ムーブメントに独自の立体彫金と高度な漆芸の技を融合させた
セイコー初のトゥールビヨンモデル「FUGAKU」を発売
~世界的に評価の高い名作浮世絵「富嶽三十六景」からインスピレーション~
出典:セイコーウオッチ株式会社
雫石高級時計工房フェア
岩手県盛岡市にあるパルクアベニュー・カワトク1Fにて、2017年8月31日(木)から6日(水)まで「雫石高級時計工房フェア」が開催されました。
場所:パルクアベニュー・カワトク1F 店内案内所前特設会場
岩手県盛岡市菜園1-10-1[営業時間]10:00~19:00
この期間を逃した方へ
カワトク5F時計サロンにて雫石高級時計工房の商品を取り扱っており、思いのままに時計をカスタムメイドしてみたいというお客様のご要望にお応えして生まれたメカニカルウォッチオーダーメイドシステムがあるそうです。
気になる方はこちらへどうぞ。
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