帯広の「白いエゾリス」は遺伝子異常が原因のアルビノ?北海道で会いたい野生動物エゾリスの神秘

北海道帯広市にある帯広畜産大学構内に、非常に珍しい野生の白いエゾリスが現れるようになり話題となっています。

北海道に広く生息するエゾリスは、北海道に行ったら会ってみたい野生動物として人気!

本来エゾリスの毛の色は茶色ですが、なぜこのように真っ白な毛になったのでしょうか。

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目次

北海道に広く生息するエゾリスとは?

ペットショップなどで見かけるのはシマリスで、エゾリスは体長が約25cmで、尾も約20cmあるといいます。

エゾリスは北海道に広く生息するため、森林などを散策すると偶然会えるかもしれないんだとか。その愛らしい姿は北海道で会いたい野生動物として人気があります。

エゾリスはユーラシア大陸に広く分布するユーラシアリスの亜種で、北海道全域の平野部から、標高1700m程度までの常緑針葉樹林や落葉広葉樹林に広く生息している。

北海道にはエゾリスのほか、シマリス属のエゾシマリスが生息しているが、エゾリスの体はこれよりもかなり大きい。
毛色は、夏は茶色を帯びた灰色やこげ茶色などで、冬には灰褐色となる。
この毛色の変化は季節ごとの保護色の役目を担っているが、腹部は一年を通して白い

耳は大きく、冬毛では先端に長毛のふさ毛が見られる。
また、尾もフサフサとしていて、長さは20cm程もあり、樹上でのバランスを取るのに役立っている。

出典:動物図鑑・エゾリス

 

白いエゾリスは遺伝子異常が原因のアルビノ?

白いエゾリスが帯広畜産大で目撃されるようになったのは先月の9月中旬。

大学構内には野生のリスが多数生息しているようですが、白いリスもその中の一匹だといいます。

この白いエゾリスは、遺伝子異常などで色素が作られないアルビノとみられているそうです。

帯広畜産大の総務課によると、白いリスは、17年に入ってから学内などでうわさになり、9月に入ると、敷地内で頻繁にその姿が見られるようになった。茶色い野生のエゾリスそのものは、秋のこの時期はエサが多いので、毎日数十匹が頻繁に敷地内に現れている。しかし、白いのは初めて見たそうだ。

総務課が野生動物担当の教員に聞いたところ、目が赤いこともあり、遺伝子異常が原因とされるアルビノと呼ばれるものではないかとのことだ。野生なので、性別ははっきりせず、1、2年前ぐらいに生まれたともみられている。

出典:タウンネット

目撃した帯広畜産大学の学生達は、「見た時は「あっ!いる!」ってなった」「遠くから見ても白いなと分かりました」とスッキリの取材でコメント。自分の通う大学に幻の白いリスがいるなんてちょっと自慢できそうですよね。

ただ、話題となる一方で問題もあるようです。

 

白いリスを撮影する人のマナーの悪さ

このリスを撮影しようと大学へやってくる人の中には、餌付けをしたり木から降ろそうとして石を投げたりする人もいるんだとか。

路上駐車を含めたマナーの悪さもTwitterなどで指摘されるようになり、帯広畜産大学では10月中旬から張り紙で「マナーを守ってほしい」「静かに見守ってください」などと呼びかけています。

大学には野生動物を研究対象としている学生や教員がいるため、餌付けなどをすると研究に影響が出ると説明しました。

 

「白いエゾリス」ツイッターでの反響

 

イギリスで発見された白いリス

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まとめ

茶色のエゾリスもかわいらしいですが白いエゾリスはかわいいだけではなく神秘性も感じられます。

撮影する人のマナーの悪さが問題視されていますが、白いエゾリスのためにも、研究をされている大学関係者の方のためにもそっと見守っていきたいですね。

 

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