10月6日放送 NHK朝ドラ「わろてんか」5話では化け猫事件が終息し、これまで厳しい表情を貫いてきたてんの父・儀兵衛(遠藤憲一)の笑顔がようやく見られました!
エンケンさんのけわしい表情と満面の笑顔というギャップに朝からやられてしまった方も多いのでは?
ドラマ後のあさイチのプレミアムトークにも遠藤憲一さんが登場し、わろてんかをよりいっそう楽しめる裏話を披露してくれました。
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目次
儀兵衛「てんがバケ猫退治してくれたわ」
家中の酒をすべて捨て、
「これでもう二度とうちにバケ猫は出てこぉへん!てんがバケ猫退治してくれたわ。」と儀兵衛。
そして、てんに言います。「笑ってよし。だが笑い過ぎたらいかん。」
風太:よっしゃ、これで腹いっぱい笑えるで。
儀兵衛:何でやねん!お前食う事ばっかりやな。
(笑い声)
儀兵衛:笑い過ぎや!
(笑い声)
てんが笑うのを禁止していた儀兵衛は、自ら笑い禁止令をとき、ここで満面の笑顔!
てんの真っ直ぐな気持ちがお父はんに伝わって良かったですね。
てんの父
藤岡儀兵衛(ふじおか・ぎへえ)遠藤憲一
京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」当主。番頭の時の仕事ぶりをハツに見込まれ入り婿になった。一言で言えば、堅物で仏頂面のまったく面白味のない男だが、本当は家族を想(おも)う気持ちの深い慈悲の人でもある。儀兵衛が笑い上戸のてんに“笑い禁止”を厳命したことからこの物語が始まっており、じつは儀兵衛こそが真の笑いの神・・・なのかもしれない。
出典:わろてんか公式HP
あさイチに遠藤憲一さん登場!わろてんか裏話
朝ドラ後のあさイチのオープニング。
遠藤:おはようございます。遠藤憲一です。
こんな爽やかな朝に、こんな強面が二連続すみません。おわび申し上げます。
というお茶目な言葉で始まったあさイチ。
わろてんか5話はエンケンさんの笑顔で終わったので、良いイメージで始まった感じです。笑
わろてんか5話の裏話「子役の役作りがすごい」
遠藤:すげえなと思ったのが今日、てんが泣いていたでしょう。
始まるまで福くんは奥にある仏壇の所に座っていて、てんは遠くでぐるぐる回っているの。
ふだんはふざけっこしているんですけど福くんに聞いたら「集中しているんだよ」と。
福くんはなぜ仏壇の前にいるの?と聞いたら、気持ちが落ち着くんだというんです。
そして泣いたでしょ、もう1回。
元に戻ったときにてんちゃんにぐるぐる回りながら何かを考えてるの?と聞いたら、
「何も考えないよ」と福くんが。
「ああやって1人になるとさみしくなって悲しくなるのさ」と。
「子役の役作りです」って、すげえなと思って。
ちなみにね、俺も1人でぐるぐる回ってみたの。
何にもならなかった。感情が入ってこない。
(笑い声)
あそこがすごく大事なシーンということも分かっていたんですね。
急にふざけっこしていたのがパンッと別れて、かたや仏壇の前、かたやぐるぐる回って。
誰にも言われていないのにね。
短い解説で鋭い、福くんがね、集中しているのさと1人になると孤独になってさみしくなるのさと。
今のところ、ほとんど子役の2人と向き合うじゃないですか。
大人とのやり取りというかお芝居と比べるとどうですか?
遠藤:天真爛漫でどう出てくるか分からないので、じっと見てすくい取っていくしかないんですよね。
こっちから何かを仕掛けるかというよりも。
楽しいですよ、何が出てくるか分からなくて。
井ノ原:なかなか細かくリアクションも取ってあげられない役じゃないですか。
顔も笑えないしそこら辺の大変さはないですか?
遠藤:特に怒るときはつらいですね。
わろたらあかん!とかどなり散らしたり、蔵に連れて行ったりするじゃないですか。
美羽ちゃんこんな小さい子に。
そこで笑いに関しても意識とか高まっていくわけですよね。禁止されているからこそ。
そういう、役回りなので、笑いの大事さをそこからつかんでいくという過程があるので。
お父さんが笑うシーンもどんどんこれから増えてくるのかなと楽しみですね。
このお父ちゃん、笑うけど思い切り笑うのが苦手。
笑い方が分からない感じなんですね。そういう設定にさせていただきました。
笑いが手前で止まる感じなんですね。でも、バンと噴き出す場面も出てきます。
わろてんか台本登場!京都弁について
京都弁ということで遠藤憲一さんの台本をお借りしました。
すごく細かい印があります。
青い色で上下みたいな矢印がついています。
イントネーションなんですよね。
遠藤:とにかく関西弁が。由美子、関西弁でしょ?
有働:でも由美子は大阪なのでちょっと違うんです。
遠藤:でも、もろ分かるじゃないですか。
関西弁はやっぱり同じ言葉なのにイントネーションが違うから、全部記号で覚えているんです。
方言テープがあるんですね。
みんな今はパソコンで送ってもらっているんですけど
俺は細かく巻き戻したいのでカセットテープで送っていただいてるんです、俺だけ。
手間をかけちゃっているんですけど、
それを聴きながら方言指導の人が言った言葉を聞きながら記号を書いています。
「てっぱん」(平成22年9月から放送の朝ドラ)は広島弁だったんですよね。
広島弁より難しいですねイントネーションが。同じ言葉なのに違うんです。
例えば「うちにバケ猫が出てこおへん」ってあるじゃないですか。
京都弁のイントネーションで言うと、
「うちにバケ猫が出てこおへん」まるで違う言葉だと覚えられるんですよ。
この間の広島は「じゃけん」とか同じ言葉でもイントネーション違うとなると難しいんです。
初めの本読みはロボットみたいになっちゃって。記号にとらわれちゃったんです。
(ロボットのように)「これでもう二度と、うちにバケ猫は出てこおへん」何の感情もないじゃないですか。
美羽ちゃんは全部入っていて、どうなっちゃってるんだと思って、関西人?と聞いたら「違います」と言って、
ちょっと台本を見せてと言って見せてもらったら書いてあったんですいろんなことが。
同じように書いているのになんで、こんなにすらすらできるんだろうと思って。
京都弁も含めて今後も楽しみにしたいと思います。
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まとめ
強面で町を歩いているだけで警官に職務質問されるほどだという遠藤憲一さんですが、わろてんか5話で見せてくれた素敵な笑顔と、あさイチで見せてくれた優しく温和な語り口で今までの印象が良い意味で一変しました。
物語の主人公てんの父親役なので、これから半年間あの個性的な演技で私たちを楽しませてくれることでしょう。
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